変な夢
投稿者なぞなぞさん
2004年02月04日 17:05:00
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SAKURA
知らない誰かが広い広い、野原の上で、果てしなく、雲ひとつない澄んでいる青空の下、大きな大きな、桜の木下で、目を瞑っていた。たまに吹く風にひらひらりと桜の花びらが、たまに聞こえる水の流れる音。 どれも綺麗で、耳を澄ませていた。ずーっと此処に留まっていたい気分のまま、 桜から離れようとしていた、誰かは居ないはずの後ろから声が聞こえた。 「行かないで?、一人にしないで?又、何もない此処で一人ぼっち?ねぇ有香?」そう聞こえた。しかし、有香と呼ばれた子は、一回止まり、 「ごめんね・・・お前はもう、この世には居ないんだよ?」そう言った。 すると、根っこが、少女の身体に巻きついていった。 「行かないで、、行かないで、行かないでよぉ・・」っと言った。そう、それは 桜の木であった。しかし、有香は、 「ゴメンね、もう此処には入られないけど、又合える日まで・・・」 すると、根っこがするすると、有香から離れていった。 「ごめんね・・・・又、合えるように願うよ・・・。」
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