こわい夢
投稿者神凪零さん
2004年01月09日 18:02:00
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命に関わる怪奇な出来事
私の所におかしな手紙が来た。 内容はよく覚えていないが、誰か1人にその手紙をそのまま渡さないと、その手紙に書かれていることが私の身に起きるという。 そんな馬鹿なと思った私はそのまま放っておいた。すると後日ぼんやり歩いていた私の背中に何かが突き刺さり、さらに上からガラス片が降ってきた。辛うじて命はとりとめ、「手紙に書かれていたことがそのまま起きた!」と思った私のもとに2通目。こんなことが起きるなら人には押し付けられないし、この手紙どおりなら自分の身は防げると私は考え、今度は敢えてそのままにした。 ある日歩いていると、目の前に色んな形に切られた白い厚紙が散らばっていた。背中に突き刺さるものではないかと思い1枚1枚拾い集めると、その中に1つ厚紙ではなく、白く塗られた金属板があった。 ぞっとした私のもとにまた手紙が届く。内容は同じ。何故か「近くに相手がいる」と気づいた私は、背後をとられないように街でも壁沿いに歩くようになる。ところが、一瞬隙が出来、そこを衝いて私の背中に何かが刺さる感触があり、反射的に振り向いて掴まえてみたら、それはたった今、私の背中を刃物で刺したストーカーだった。そして手紙もあの出来事も全部こいつの仕業と気づいた瞬間に目が醒めた。
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