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ドラマティックな夢
投稿者cloakerさん
2015年11月26日 22:14:16


当方、既に30代半ばを過ぎた独身男。
基本的に夢を忘れてしまうタイプだが、強烈な夢は覚えていられる。だから今まで見た強烈な夢は大体覚えている(と言っても片手で足りるぐらいしかないのだが)。あまりにも強烈なので、その時々で何か意味があるのかもとつい勘繰ってしまうものの、それらの意味を汲み取れた事はない。最近じゃネットに夢占いのサイトもあるので、依頼したり調べてみたりしたけど、サッパリだ。
今から著していくのはその中でも最も新しい夢だ。
それでも大体4年ぐらい前だったと思う。

最初に見えたのは船のブリッジだった。
私は中央に備え付けられた椅子に腰掛け、窓から日の光が差し込むのを眺めていた。周囲には5人程クルーが各々の配置に従って立っており、彼らも同じく外に視線を向けている。
周囲は雲ひとつない晴天だった。何故なら船は空を飛んで航行していたからだ。勿論何処に向かうのかも知っていた。
私達は、降りしきる「灰」から残り少ない大地を守護する為に航行してきた。
これから帰るのは、その少ない大地に唯一現存する都市だ。

夕刻に差し掛かる頃になると、右舷側に長く蛇行する広い河が見えた。
河の両岸が黒々と影に染まっていく中、水面だけが夕日を反射してきらきらと光っている。その光の中に細長い影が、飛沫をあげて蠢いていた。
蛇の様に見えたそれは、竜だと気付く。気付くと同時にそれは人の形となって、そのまま水面に没して消えた。女性の形をしていた。
竜姫(りゅうひめ)様だ、とすぐに理解すると、クルーも同じ認識を示した。

それから何度かの航行があっという間に過ぎ去り、私達はまたあの都市に向かっていた。もうすぐ到着かという時に、クルーの誰かが「灰だ」と声をあげた。窓の外はまるで大雪の様な沢山の灰が舞っていた。
私は、ついにここまで来てしまったのか、と意気消沈した。感情に流されるまま嗚咽し、私が、私達がやってきた事は何だったのか、と叫んだ。
すると不意に声が聞こえた。
「愚か者め。お前は、自ら行ってきた事を否定するのか。お前に付いて来た者達はどうなる。長ならば道を示すべきではないのか。」
声が止むと同時に私の視界は竜の体と水中を映していた。私の意識は竜の体に取り付き、あの河を進んでいるのだと判った。

体に取り付いているのに、尾が長く鯨に似た真っ白な姿を理解できた。表皮に反射する光は美しく虹色に輝き、物凄い勢いで河を進んでいるのに、水の抵抗も無く安心を感じた。
竜と共に河の中央にある中州まで辿りつくと、そこには竜の眷属と思しき泡状の船の様な形の者達が集っていた。竜はその者達を連れ、空に舞い上がり始める。その中に、身を震わせるばかりで動けない者が居た。その身には灰を被っており、その為動けない様だった。元々この地に居て灰を受けてしまったのだろう、と思われた。竜はすっとその者に近付き、声を掛けた。
「大丈夫。貴方は飛べる。さあ、頑張って。一緒に行こう。」
先程私に聞こえた声より、柔らかく暖かな声が聞こえた。少し経って、その眷属も漸く空へと昇り始めると、今度は嬉しそうに「お上手!」と声が聞こえた。

眷属らが更に空高く昇ろうとする中、竜は再び私に声を掛けた。
「呼ぶ。」
その瞬間私の意識は元のブリッジへと戻り、また同時にクルーの一人が「水が来る!」と叫んだ。すると何処からか物凄い量の水が押し寄せた。その水は全ての灰を何処かへ押しやり、全く洗い流してしまった。

私は浄化されて緑が息を吹き返した大地を断崖の上から眺め、暖かな日差しを感じながら、竜が戻ってくるのを待った。竜は河から飛び上がると、空を舞いながらこちらに向かって来る。その間にもみるみる人の形になっていく。私の目の前に来る時には、私と同じ大きさの女性の姿をしていた。美しい姿だったが、やはり人とは違う姿だった。私は跪き、頭を下げ、「有難う御座いました。竜姫様。」と心から言葉を発した。すると彼女は一言「良い。」とだけ応えてくれた。
私は頭を上げる事が出来ず俯いたままだったが、彼女が微笑んでいるのが判って歓喜した。

以上。
私は確かにRPG等のゲームを嗜むが、当時は特にそういう類はやっていなかった。因みに彼女の姿はスター・ウォーズに出てくるトワイレック族に似ていたと思う。もし意味を汲み取る方が居らっしゃるのであれば、ご一報頂きたく思う。



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