変な夢
投稿者しょうどうさん
2002年07月27日 19:34:00
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テチコの部屋
橿原神宮前から京都行きの急行に乗り込んだ。車内は比較的空いていたのだが、ぼくは派手な髪型をした熟女のすぐ隣に座ってしまった。彼女は着物を着ていて、胸には「黒柳テチコ」と書かれた名札が揺れていた。アナウンスがあって、電車が発車する。三つ目の駅を越えたころ、向かいの座席のまわりに靄が出て、その奥で作業服姿の初老の男がゆっくりと実体化し始めた。男は半透明の眉毛の下から、猛禽類を思わせる鋭い目つきでぼくを睨みつけ、巾着袋からラジオペンチを取り出そうとしていた。そこでぼくは、彼が本来の「今日のお客さま」であることに気がついた。悪いことをしたと思った。変な夢。
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