おもしろい夢
投稿者十二夜さん
2003年05月20日 00:56:00
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不老不死の王
フォルクスワーゲンのレトロスタイルの可愛いワゴン車から、長い マントをなびかせつつコンビニほどの大きさの長方形の建物の前に 降り立った。私の周囲には臣下たちが数名いて、中には不老不死で ある屈強な騎士もいた。何を隠そう私も不老不死で、さらに美青年で あり王であった。Σ( ̄ ̄*) まるで現代とファンタジーの世界がごっちゃになったような状況で ある。(笑) 身長が2mは裕にあるであろう騎士は怖がられるどころか辺りにいた 子供たちに大人気で、わいきゃいと纏わりつかれていた。そんな子供の 中の1人がとてとてと私のほうへやってきて、 「あなたも騎士?」 と無邪気に訊ねてきた。周囲がハッとしたようにこちらに注するのを 感じながら、 「うん…まぁ、そんなとこかな」 と曖昧な返事を返して困ったように笑っておいた。 「へぇ〜、じゃあ死なないんだね〜」 興味津々といった様子で見上げてくる子供から私を引き離すように 臣下の1人が間に入ってマントで子供の視界を遮り、私を建物の中へ 導いた。 誰がどんな敵意を持っているかわからないのに不用意に知らない者に 近づかないようにと諭され、でも相手は子供だからと反論しようと したその時、建物の外で悲鳴があがった。 あわてて腰に佩いていた剣を引き抜いて臣下に囲まれながら外に飛び 出すと、何人かの子供を含むその場にいた人間たち十数人が急速に その姿形を変化させて巨大化し、鋼色の肌と黄金色の角、猛獣よりも 発達した牙を持つ鬼に変身していった。ギョロリとした目の眼力と 厚い胸板が周囲の人間を威圧し、カッと開かれた口に牙を見てさらに 悲鳴と恐怖を増幅させる。 犠牲者が出る前に鬼を狩れと命を下し、自ら先頭に立って剣を振るう。 自分の身のこなしや剣さばきの素晴らしさに内心酔いしれながら(笑)、 臣下の騎士よりも巨大な鬼と対峙した。 「私から逃れられると思うなよ」 もう完全にファンタジー世界の王になり切った発言でニヤリと自信に 満ちた笑みを口端に乗せる私。 夢から覚めてみると恥ずかしいことこの上ない。(*_ _)ヾ 結局、この鬼との戦闘開始前に目を覚まし、夢が終わった。 かっこつけておきながら敵前逃亡か!?(笑)
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