ﾄﾞﾗﾏﾃｨｯｸな夢
投稿者蝉時雨改めメシアさん
2006年11月23日 23:28:52
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不思議だけど、感動する夢（改正版）
夢の中で私は一人で京都の某心霊スポット探索に来ていました。その場所は火葬場と墓場が近くにあり、死者があの世へと旅立っていく場所のように思えます。暗く、細い道を歩いていると急に景色が変わり、変な所へと迷い込みました。そこは、まるで火山の噴火口のように大きな穴が空いており、底は吸い込まれそうな漆黒の闇に包まれていました。しかし、何故かその穴の周辺にはフェンスが張り巡らされてあり、穴の中には入れないようになっていました。そして、穴の周辺には細い道があり、奥のほうには広場あるようです。私は、その広場に向かって歩いていきました。私が広場に着くとそこには昔話に出てくる仙人のようなおじいさんが静かにたたずんでいました。すると、おじいさんは私に気が付いたようで、私に「ほぅ。生きている間にここに来るとは珍しい。ここは死んだ者しか来ない筈なのだが・・・」と話し掛けてきました。しかし、こんなことを言われても意味がわからないので、とりあえず、「あなたは誰ですか？」と問いかけました。すると、おじいさんは「私は、あの世へと旅立つものに話を聞かせている者じゃ。普通なら死に逝くものにしか話はせんが、何かの縁じゃ。お主にも話を聞かせてやろう。ささ、こっちへ来なさい」と言った。私は、言われたとおりにおじいさんの側へと向かった。そして、普通に話をするのかと思いきや、おじいさんは私の額に手をかざした。すると、不思議なことに頭の中に物語の風景が浮かんできた。まるで夢を見ているかのように・・・
とある九州の国道を一台の乗用車が鹿児島方面へ向かって走っている。その中には若い夫婦と双子の赤子が乗っている。一見ごくありふれた家族の光景だが、双子の赤子はすでに息を引き取っている。夫婦はこんな事を話していた「今日はパパとママと一緒に一杯思い出を作ろうね」どうやら、永遠の別れをする前に子どもとの思い出を作っておきたいのだろう。私には無理して言っているように見えた。しばらくすると、車はとある山にたどり着いた。そこは、植物はあまりなく、ゴツゴツとした岩が所々にある荒涼とした場所だった。夫婦はそこに車を停め、子どもたちを抱いて外に出た。空は青く澄み渡り、荒涼とした大地とよく合っている。日本国内とは思えないような風景がどこか神秘的にも思えた。夫婦は２人の子どもを一人づつ抱き、奥のほうへと歩き始めた。そして小高い丘になっている所に辿り着いた時、夫婦は子どもを空高く掲げ始めた。すると、子どもの体がほのかに光り始め、体が宙に浮いた。それはまるで天使のようだった。光に包まれた双子は両親の方向を向き、「パパ、ママ、ありがとう。ばいばい」と一言だけ言った後嬉しそうに空へと昇っていった。両親は悲しい顔をせまいと必死で堪えていたが、このときばかりは我慢し切れず、大粒の涙を流していた。
ここで夢は終わってしまいました。感動した夢だったのですが、子どもはおろか恋人すらいない私が何故こんな夢を見たのでしょうか。それが不思議です。
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