変な夢
投稿者柚太郎さん
2006年02月21日 11:18:52
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墜落の前か
エスカレーターでずっと降りていく。深緑色したトランクケースを一つ。場面は変わる。機内の座席間通路を歩く。新幹線と思ったが音がスピード感を表し、窓から見える白の雲で飛行機だとわかる。乗客の様子がおかしい。みんな青ざめ、時折心配そうに窓の外を見たり、心乱れて立ち上がったり。どうやら墜落しそうな気配だ。しかし誰も墜落とは言わない。どの乗客も黙ったまま不安気に顔を見合わせているばかり。僕はやや乱暴そうに客席の通路を歩き、とりあえず操縦士のいる機体の先頭部分を目指してグイグイと歩いた。しかしいつまでたってもつかない。長い長い通路。「あぁ、この飛行機墜落して俺、きっと死ぬんだな」と思った。「ここにいるみんなも死ぬべき運命に導かれていたんだな」そう思ったらわざわざ操縦室まで行くのも面倒になった。機体はあきらかに墜落に向けてバランスの不安定を示していた。しかし誰も一言も喋らず、また、墜落のつも出てこないのが僕には不思議でならなかった、そんな夢。
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