こわい夢
投稿者栗峰さん
2005年08月19日 23:03:24
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シャンデリア
友人たちと何かのツアーで知らない土地に来て、ある旅館に止まったが、そこは気味の悪い建物だった。
木造で畳部屋がたくさんあり、かなり古いが七階建てくらいだったと思う。
結構人が泊まっているはずなのに静かだった。照明はあまりないので全体が薄暗い。最上階の、両側に和室のある暗く長い廊下は所々木造の板が抜け落ちて下の階が見えていた。落とし穴かと思ったら下の階が見えてる透明部分はガラス張りになっていた。しかし中にはいくつかそのガラスさえ抜け落ちている箇所もあった。
エレベーターはなく、上から見ると四角を描いたような螺旋階段があった。その螺旋階段の真ん中から上を見ると、和風の造りに似合わない、大きなシャンデリアがひとつ飾ってあった。私は友達と階段を登り、シャンデリアを見てはしゃいだ。
その時どこからか入ってきた小さな子どもが階段の手摺りの上によじ登り、シャンデリアに掴まりぶら下がった。楽しそうにケラケラ笑ってる。私は「なにしてんの危ないよ！」と自分も手摺りの上に立ち（人のこと言えません）、子どもに向かって腕を出した。
すると子どもは凄い力で私を引っ張り、階段の内側に引きずり込んだ。
私は辛うじてシャンデリアの一部を掴み宙ぶらりんの状態になり、掴まっているのに必死だった。しかしシャンデリアの自分の掴んでいる部分だけが割れ外れて、私は真っ逆さまに落ちた。
子どもは笑っていた。
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