こわい夢
投稿者爺さん
2005年05月08日 12:36:24
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昔によく見た夢
最近は全くと言ってもいいほどみませんが、これは私が小さいころに不定期に何回も何回も見た夢です。
夢の中ではまだ5、6歳になったばかりの私は祖母と手を繋いで、人里から少し離れた山の中にいました。 目の前には人の手によって掘られた大きな洞窟が口を開けています。 洞窟の中は土がむき出しになっていて、コンクリートやなにかで舗装は全くされていません。 しかし幼い私と祖母は手を繋いだまま、躊躇することなくその中に入っていきました。
中は電灯もなければコケや雑草も生えていなく、ただ真っ直ぐに土ばかりの道が続きます。 もうかなり歩いたので、振り向いても外の明かりは見えません。 私も祖母も明かりとなるものは何も持っていませんでした。 しかし、洞窟の中はおかしいくらいに青く明るいのです。 まるで洞窟の壁が青く発光しているようでした。
洞窟の中には、私と祖母の足音だけが響きます。 進むにつれてだんだん寒くなってきたと感じた時でした。 何もなかった洞窟の中に一つ、やはり青い彫像が置いてあるのを見つけました。 近寄ってみると、それは目を閉じて手をあわせた美しい女性の姿を模した女神像でした。 私はそれを見るなり、氷のようだ、と思いました。 その像は女神のはずなのに、何か邪悪な気さえ感じます。 祖母が固まってしまった私を気にすることなく、洞窟の先へ進もうと女神像の前を横切ろうとしました。 しかし私は、そんな祖母を何も言わずに止めました。
この女神像は境界線なんだ。
私にはわかっていました。 これより先に行ってはいけない。 もう二度と、こちらに戻ってこれなくなるから。 女神像より先にある道は真っ暗で、静かで、ひんやりとしています。 戻ろうと後ろを振り向きますが、奥に来すぎて外の明かりは全く見えず、やはり女神像の奥の道と同じく暗いのです。
そこで恐怖を感じるのともに、いつも目が覚めます。 この夢は何故か雰囲気も登場人物も行動も感じることも寸分違わずいつも一緒です。 何かを暗示しているようでしていないような、何か変な感じの夢です。 しかし何度も同じ夢を見るからには、何か意味があるのだろうなぁ…と思うのですが…。 それでは、長文で失礼しました。
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