こわい夢
投稿者菖蒲さん
2004年08月14日 23:00:47
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恐怖のかくれんぼ
最近見たすごくスリリングな夢です。
いきなり私は母と姉と弟と一緒に観光旅行をしていました。
どこの国かはわかりませんがヨーロッパあたりだと思います。私達は古城のような建物の中にいました。まわりには同じく観光客と思われる人がたくさんいましたが、ほとんど日本人でした。私達は広間のような部屋に入り、そこなあった絵画や骨董品を見ていました。私は近くのテーブルに置いてあった一冊の本を見ていました。すると、姉が「もうすぐあいつがででてくるから、早く逃げよう」と言いました。私は特に驚くこともなく、皆と一緒に広間を出ました。すると他の人も一斉に玄関へ向かって走っていました。しかし玄関の扉が突然閉まってしまいました。一部の人は逃げ切れましたが、多くの人が取り残されました。皆はパニックになり、バラバラに走りました。母も姉もすっかり取り乱していて、あちこちをうろうろしていました。そうこうしていると、奥の部屋の扉がバン！と開きました。姉が言っていた\"あいつ\"でした。黒いコートをはおり、目は白く、髪はクシャクシャで、手にはナイフを握り締めていました。そいつを見たとたんに皆はギャーー！！っと叫んで奥の通路へ走りました。私はとても怖かったのですが、皆がいるから大丈夫だと思いました。しかし、母は私を残して他の二人をかかえ、全力疾走であっというまに消えてしまいました。一人になった私は、慌てて近くの部屋に入りました。その部屋にはすでに人がぎゅうぎゅう詰めで、なぜか皆死んだフリをしていました。それでやり過ごすことができるかどうかは謎ですが、とにかく私も死んだフリをしようと思い、床に寝転がろうとしました。けれども人が多すぎて寝転がるどころではありませんでした。しばらくうろついていると、足音が聞こえてきました。あいつが近づいてきたんです。私はさらに混乱し、何を思い立ったのかカーテンに隠れました。そのカーテンは白くてやけに透けていて、隠れてもすぐにバレてしまいそうでした。それでもまだマシな方だと思ったのか、そのまま息を殺してじっとしていました。しばらくして奴が部屋の中に入ってきました。死んだフリが通用したのか、奴は部屋をぐるりと一周し、寝転がっている人には何もしませんでした。私が目をこらして様子を見ていると、奴と目が合いました。「もう駄目か・・」と思った瞬間、奴は部屋の扉に向かってUターンして、そのまま歩いていきました。私は心の中で「何でだ？！」と思いながらも、ホッと胸をなでおろしました。
しかし、部屋を出ると思ったら、奴はまたUターンして真っ直ぐにこちらに向かって歩いてきました。「うわっ・・・」とうめいた直後、カーテンが開けられました。
・・・気がつくと私は、カーテンを握り締めたまま呆然としていました。 おわり。
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