*夢投稿コーナー*
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□知性の使い道
おもしろい夢さん
2002/08/26 00:52:00
一面の大自然・・人や人の痕跡は、全く在りませんでした。
ある一つの例外を除いて、ですが。
草原で、森で、川で、各々の「動物達」が、
須らく、各々が持つ「知性」を有らぬ方向へ注いでいたのです。
一見、粛々と食べる寝るを繰り返している彼等は、「人」の如く、
常に何かに思索を廻らせていました。

林に佇む鹿が自らの持つ角の存在意義を問い

親と共に逃げ惑う兔は、ある日自らが「逃げ惑う」必要性を疑い

大空を自由に飛び回る小鳥が、ふと地上に好奇心を抱き

水を求め荒野を彷徨う象が、眠りへ落ちる間際に
「どうして眠らなければいけない・・・」とそっと呟き

草食動物を必死に追い掛ける虎は
「何故彼等の様に草を食べることが出来ないんだ・・」と愚痴を。

そして在る日、
一頭のオランウータンが、何かを問いました
但し、「自分以外」の動物に。
そして時間を殆ど経ず、相手との議論が始りました。
二頭は・・いえ、二人は、その瞬間まで溜め込んできた全てを、思うさま語り合いました。
二人の「積もる話」が終わった頃には、その様子を見ていた他の動物達も、自らの「考え」を全面的に解放していきました。

鹿は曲線を描き枝分れした一対の角を以て獅子に立ち向かってゆき
意を決した兔は逃げる足を止め
小鳥が地上に降り立ち、覚束無い足取りで少しずつ地面を踏み締め
象は睡魔を振払って徹夜でオアシスを探し始め
虎も足を止めた兔を見つめながら足下の草をかじってみる

・・という、感動のエンディングと共に目が覚めました。
「彼等の内の誰かは、人間になったかもしれない」ナドと、
起きてからも暫く、頭の中には夢の世界が広がり続けていました(笑
「自分」が登場しない、「映画」の様な夢を多く観ていた頃の、
「おもしろい夢」の一つでした。・・ぇ?長文ですか?(爆
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以下感想
沙菜さん
2010/10/22 22:33:16
pierrot12さん
2006/09/18 09:44:15
うさみにさん
2003/12/23 16:11:00
ぐさん
2003/12/22 14:52:00
remiさん
2003/04/05 02:26:00
stfさん
2002/08/27 08:20:00
shuさん
2002/08/27 02:11:00
soraさん
2002/08/26 16:15:00

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