*夢投稿コーナー*
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□映し絵の百鬼
こわい夢さん
2003/09/24 04:08:00
秋の夜長は寝苦しい。北の小窓をふるわせて目のない猫が入ってきた。蟹の蠢くように横走り、足元で消えた。
「お前は夜を追いかける」今夜の鬼は言葉を残していった。幾夜眠れぬ時を過ごしただろう。数えることもおぞましい。
会ったことも見たこともない夢の住人たちは私と隣り合わせの私なら、あの異形の者達はすべて私の分身なのか。あるいは彼らが本物で私が映し絵なのかもしれない。重い朝がもうそこまで来ている。
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