*夢投稿コーナー*
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□CD
こわい夢さん
2003/06/10 10:24:00
家に見た事の無いCDがあった。
家族に聞いてみても誰も知らない、と言う。
弟がおもむろに中身を取り出し、CDデッキの中に入れ、
再生ボタンを押した。
曲が流れ出し、女性の歌声が聞こえてきた。
だが突然、嫌な予感がした私は無我夢中で叫んだ。
「外に出て!早く!!」
庭皆、飛び出し―――――直後、家に大きな雷が落ちた。
家は炎上し、住める状態ではなくなった。
CDは全くの無傷だった。
ホテルで部屋を借りて私達は一息ついた。
何を思ったか、弟がCDをデッキにいれてまた聞こうとしていた。
別の曲が流れ、今度は男性の歌声が部屋に響く。
私は急いで停止ボタンを押した。
突然背筋がぞくりとし、体中から血の気が引くような感じがした。
玄関は鍵がかかっていたはずなのに入り口の方に人の気配。
嫌な予感がして、私達は急いでその場から逃げ出した。
別のホテルで休み、私はお風呂に入った。
風呂から出ると、先ほどの曲が流れている。
急いで音楽を止め、家族を探した。
家族は皆、死んでいた。
血の気が引き、思わずその場に座り込んでしまいそうになるが
ふと、別の部屋から物音が聞こえた。
私はCDとCDケースを掴むと、部屋から飛び出した。
CDを手放してはいけない、と何故か思ったから。
私は逃げつづけたが、次の日、私は男に追い詰められてしまった。
男は無表情のまま血のこびりついた大きいナイフを振りかざす。
私は直ぐさまテープレコーダーを取り出し、曲を流した。
一番最初に聞いた曲だ。
私はそのテープレコーダーを男に投げつけ、急いで離れる。
突然空がどんよりと曇り、そして眩く光り、雷が落ちた。
男はぎりぎりのところで避けたようで、無事だった。
私は構わず逃げた。走りながら対抗策を考えた。
男は私を殺すまでいつまでも追いかけてくるだろうから。
私は思い、CDケースから歌詞の本を取り出し、読んだ。
雷は女性の歌声が流れてから落ちる。
歌詞に意味があるんじゃないだろうか。
歌詞を覚えれば、他の曲も歌詞からどんなものか判断すれば
男に対抗できるんじゃないだろうか。
私はとりあえず歌詞を覚えることに専念した。
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□D・Dさん
2003/06/12 22:49:00
□うんさん
2003/06/11 19:03:00
□きょろさん
2003/06/11 18:27:00
□shuさん
2003/06/10 22:29:00

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